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自作した装置をお店に持ち込むとき、中間ハーネスを作っておくと楽です。
中間ハーネスというのは、基板と筐体のコネクタの間に挿入するもので、
これを使うと半田付けとか結線とかなしに装置を取り付けることができます。
店員さんも忙しいですから、できるだけ店員さんの手をわずらわせずに装置を付けられるとイイですよね。
今回はガレッガ用に10/12/15のシンクロ可変連用のハーネスを作成します。
では早速作り方を。
まずは基板屋さんで56PINのエッジコネクタとJAMMA規格のカードコネクタを買ってきてください。
実物の写真はこちらを参照してください。
カードコネクタをエジッジコネクタの端子の間にはさんで、端子と板を半田付けします。
これは延長コードみたいなもので、基板の信号を筐体にそのまま流します。
ここから装置用の電源とかシンクロ信号を取ろうということです。
表裏を区別するため、一方に”Parts”とか、”部品面”とか書いておくのをオススメします。
7番の端子のところを削ってありますが、これは逆差し防止用です。
基板側のコネクタに逆差し防止用のピンが差してあった場合、ここを削っておかないとささりません。
ただ、この加工は糸ノコがないと難しいです。
ハーネスに取り付ける連射装置と、連射切り替え用の3極スイッチです。
3極スイッチは日本開閉器のM-2020というスイッチを用いました。
端子の配置図はこちら。図中のキーミゾとはネジ部の浅いミゾを指します。
キーミゾのない方左の端子が1番ピンです。
ハーネスの裏(半田面)に連射装置の線を半田付けします。
1,2番がGND、3,4番が電源(5V)、13番がVsyncです。
10,12,15連の切り替え用の線とRESET端子からの線を3極スイッチに半田付けします。
スイッチは4に12連の線を、1,6に10連、15連の線を2にRESET端子からの線を接続します。
この線は筐体の下からコンパネの中まで延ばすのでかなり長めに。
3と5はショートして下さい。
連射の出力もコンパネまで延ばすので同じく長めに。
出来上がりはこんな感じ。
Aボタンの入力を連無し、連付きの2つのボタンに分ける必要がありますので
下のような分岐を用意しておくといいです。
あと、スイッチをはめるための穴の開いたボタンカバーも
では実際に、筐体に取り付けてみましょう。
自分は筐体を持ってないので友人宅にて撮影。
筐体の下を開けて中間ハーネスを基板にさし、中間ハーネスを筐体にさします。
表裏を絶対に間違えないよう注意して下さい。最悪基板が壊れます。
連射の出力とスイッチを筐体の下からコンパネの中に回します。
Aボタンの入力線を外し、分岐をはめて2つのボタンに挿します。
連射ボタンに連射の出力を挿します。
2P側のボタンカバーを外して穴の開いたボタンカバーをはめます。
ボタンカバーの穴にスイッチを挿してナットで止めます。
これで10/12/15切り替えスイッチ付き連射装置を筐体に取り付けることができました。
この間5分足らず。
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