・交互連とは? |
文字どおり、ボタンを交互に連射する装置である。これがスコアアタックで使われたのは
スーパーストUからだろうか? スーパーストUでは起き上がりに必殺技を出すとリバーサルボーナス=1000点が入る。 ザンギエフやバルログはパンチ3つ同時押し、キック3つ同時押しで必殺技が出るので、 下図のようなボタンを作ってA,Bボタンを押しておけば起き上がりに必ずリバーサルが取れた。 |
最近でも JOJOの奇妙な冒険>タンデムの入力数が増える ストリートファイターEX2>EXCELに使用 等、交互連はスコアアタックに使われ続けている。 で、上図で反転回路と書いてあるのが、”交互連オプション”である。回路図は下。 |
部品表 | ||
交互連オプション回路図 |
・シンクロ交互連 |
上の交互連オプションは元々ボリューム連を交互連にするために作られたもので あまりスマートとはいえない。 シンクロ連の出力QとQbarをそれぞれNOTに突っ込むことでも交互連は実現できる。 回路図は下の通り。 |
・1ボタン交互連 |
普通の交互連を使った場合、ボタンが2個必要になる。これを1個ですませられないか
と考えて作ってみたのが下図である。 シンクロ連の出力 QとQbarを、7400で反転させている。 この時、NANDの一方の入力をLoに落としておく。すると7400の出力は常にHi。 ボタンを押すと一方の入力がHiになり、7400の出力はシンクロ連出力の反転になる。 |
15連で交互連を作る場合は4027のQ1を2側のクロックにつなぎ、クロック信号を 30Hzに分周すればよい。 |
・1ボタン交互連ver.2 |
以前試作した1ボタン交互連を、74240というICを使って作り直してみたのが下図である。 シンクロ連の出力 QとQbarを、NOTで反転させているのは同じだが、 74240は入力と出力がICの両側に分かれているので、非常に配線が楽になる。 また、入力1Gと2GをHiにすると全ての出力がHiになるため、この端子を連射のON/OFFに使えば 1G,2G Hi : 連射OFF、1G,2G Lo : 連射ON となる。 |