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・フリップフロップとは?

フリップフロップは最も基本的な記憶回路です。 下図にその動作を示します。


JKフリップフロップ1



JKフリップフロップの場合、Jがセット入力、Kがリセット入力になります。 上図ではJを1回HiにしてQをHiにセットしていますが、この後、JをLoに戻しても QがHiのままになっています。すなわち2進数の”1”を記憶しているわけです。 出力の”1”はK入力でリセットするか、J,Kを同時にHiにするかしない限り 変わりません。


・JKフリップフロップとは?

Jがセット入力、Kがリセット入力なら、両方をHiにしたらどうなるのか?
実はここがJKフリップフロップの特徴で、J、Kを両方Hiにした場合は 出力が反転します。ただし、J、KをHiにするとただちに反転するわけではなく、 クロック入力(CLK)の立ち上がりに合わせて出力が変化するのです。
下図にその動作を示します。
JKフリップフロップ2



上図をよく見ると、出力Qのパルスの周期がCLKの周期の2倍になっていることがわかるでしょう。 これを”分周”といいます。4027を使ったシンクロ連では、 この動作を利用して、シンクロ信号に含まれる60Hzのパルスから30Hzのパルス (=秒間30連射)を作り出しています。

さらに一歩進んで15Hz(=秒間15連射)のパルスを作るには?

JKフリップフロップを2段直列につなげてやればOKです。4027には JKフリップフロップが2つ入っているので、これを下図のようにつなげてやることに よって15連を作ることができます。


JKフリップフロップ3



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